5 May 2021

眉間のシワのボトックス注射ご経験がある方で、「期待していたほど効果がなかった」「他の部位に比べて効果持続期間が短かった」「眉が不自然な形になってしまった」という経験がある方もいらっしゃるようです。
眉間はボトックスの基本的な部位ですので、トレーニングを受けた医師が術者であればトラブルが起こることはあまりありません。
とはいえ、少しだけマニアックなことを言うと、眉間のシワの出方にはタイプが幾つかあります。スクランチ型、1型、11型、オメガ型、横皺型…そのタイプに応じた注入ポイントや量の調整が必要とはなります。こちらの症例写真のモニター様は、鼻根筋と皺眉筋にボトックスを計14単位注入いたしました。
実は10年ほど前は、眉間のボトックスは眉間よりやや上方に浅くボトックスを打つテクニックが主流でした。この古いテクニックのままやっている医師がいるとすれば、それは危ないですね。眉間の皺眉筋のすぐ上方・浅層に前頭筋があります。ここにボトックスが効くと眉頭の高さが下に落ちて、それに拮抗して代償性に前頭筋外側が収縮して眉山が上がります。いわゆるスポックブローというやつです。だから、眉頭のところは、あまり上過ぎず、そして深くボトックスを打つのが大事です。
ちなみに、こういった知識経験を持って適切に注入していても、ごく稀に、皺眉筋の層の重なり方や鼻根筋や前頭筋の強さが一般的でない場合に、眉頭が落ちて眉尻がつり上がってしまうこともありおます。が、この場合には、眉尻側に少量ボトックスを追加すると調整可能ですので、ご安心ください。
ナチュラルボトックス 19,800円 (税込)
リスク:注入部分に術後数日間内出血を生じることがあります。注入技術によって稀に表情に違和感を生じさせることがありますが、当院では医師の注入教育をしっかりと行っております。
ナチュラルボトックスでは、担当医が顔全体の表情ジワのバランスを調整するようにボトックスを注射します。効き目が強すぎず顔のバランスを保ちながら自然にシワを軽減するボトックスメニューです。