凜として美しく

症例の紹介。ドクターの選び方とタトゥー除去の治療回数について。

図1

本日タトゥー除去のカウンセリングにお越しいただいたお客様は、すでに複数のクリニックでカウンセリングを受けていた方でした。
今までのクリニックでは「半年くらいでタトゥーが消えます」という内容のカウンセリングだったようですが、私が拝見させていただいた限りには恐らく1年から1年半くらいは見ていただいた方が良いのでは、と思いましたので、正直にお伝えしました。
タトゥーの除去は、実は事前に治療回数の予測目安を算出することが可能です。
スキンタイプ、タトゥーの部位、インク量、レイヤリング、肌状態、何色使用しているか、これらによって治療回数が予測できます。また、治療の通院間隔は、私どものクリニックでは2ヶ月以上あけることを推奨しています(あまり短期間にレーザーをあてると、かえって治療回数が多く必要となったり、肌が汚くなってしまうことがあります)。それらを考えると、とても半年で治療が終わるとは思えませんでした。

例えば、こちらの症例写真の方は、先ほどの算出方法で治療回数の目安を出すと、通常のレーザーですと7〜8回、ピコレーザーを用いておよそ5〜6回くらいかなと事前に予測していました。
エンライトンIIIというピコレーザーを、はじめの3回は2ヶ月毎に、その後の2回は3ヶ月毎に照射しました。つまり、計5回の照射。その最終照射から半年後のお写真がアフターですので、このビフォーアフターをとるのに1年ちょっとかかっております。

こういった話を丁寧に説明しながら、本日のお客様にも治療完了までの目安としておよそ1年から1年半ほどとお伝えしました。実際にこの症例写真のタトゥーと類似したものでしたので、ご本人様もよく納得され、そのうえで治療ご希望されましたので、本日照射を私で担当させていただきました。

タトゥー除去を検討されてるお客様にお伝えしたいのが、治療を任せるドクターやクリニックの症例写真をきちんと調べてから治療を始めてください。症例写真が、そのクリニックの実績とも言えると思います。
レーザー治療は出力は上げれば上げるほど良い、というわけでもありません。むやみに出力を上げると、色が抜けて白浮きしてしまったり、肌に凹凸が出たりして、かえって肌が汚くなってしまうこともあります。レーザーの波長、パルス幅、スポット径、パス数、そして出力といった、幾つものパラメータを組み合わせて最適な設定で照射します。それにこだわって、治療を多く経験しているドクターを見つけていただければと思います。

🌟説明
大きな刺青のインク粒子を破壊して小さな粒子にしてから、更に小さくなった粒子を破壊することで綺麗に除去することができます。
📝リスク
発赤、熱感、痒み、痛み、乾燥が生じます。照射によるリスクとして、水泡、色素沈着、色素脱色が稀に生じます。
🔎価格
7,900円~(照射面積や回数によって異なりますので直接ご相談ください)

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