19 Feb 2017

若返りのご相談でよく拝見させていただくのが、ほうれい線のお悩みです。
ほうれい線のヒアルロン酸治療について取材を受け、記事が公開されましたのでご紹介しますね。
https://nicoly.jp/article/7122
ほうれい線の治療法としては大きく分けてふたつ。
1.ほうれい線を目立たせている原因である「たるみ」の治療
2.ほうれい線の凹み、つまり「溝を埋める」治療
ヒアルロン酸注入は、2の解決方法として有名です。(実は、ヒアルロン酸は1の解決方法としても有効ですが、今回はシンプルに2についてご紹介します。)
私はヒアルロン酸治療が得意です(SBCグループで今年度症例数トップ)が、ヒアルロン酸注入によって美しくなる見込みのないお客さまには「おすすめしません」と正直に断ります。
ヒアルロン酸治療は血流障害のリスクがゼロではない治療ですし、また、やりすぎると不自然になります。
ですので、治療の適応があるか慎重に見極めたうえで、必要最小限の量と最適な質のヒアルロン酸製剤を提案します。(当院には10種類以上のヒアルロン酸製剤がありますが、それを使い分けることができるのもドクターの腕の見せ所です^^)
今回の取材のモデルさんも、ほうれい線左右合わせて1ccのみの注入しかしていません。
それでも、施術直後に写真の通りこれだけの効果が見えました。もちろん、仕上がりには不自然さがなく、施術直後でも内出血は見当たりません。
今回のモデルさんはヒアルロン酸注入だけで非常に満足してお帰りになりましたが、今後たるみの引き締めの治療も併用していただくよう提案しました。なぜならば、ほうれい線へのヒアルロン酸注入は「くさいものに蓋をする」治療であって、ほうれい線の根本的な原因解決ではないからです。
たるみを引き締め予防しつつ、必要最小限の注入療法を行う。これが、不自然さのない若返り治療のコツですし、上手にやればめちゃくちゃ効果的にです。