28 Mar 2018

インティマレーザーのご予約が急増しております。
おそらくモニター価格を設定したからだと思うのですが。連日多くの診察のご予約をいただいております(西川だけでなく他の女性医師が対応することもありますのでご了承くださいませ)。
昨日もせっかくご遠方から飛行機でご来院いただきましたのに機械の予約がいっぱいで当日処置までご案内できなかったお客様がいらっしゃいました。こちらの機械は滅菌操作など精密に行う関係で1日に数件しか処置のご案内ができませんので、当日処置までご希望の場合はご予約時にその旨もお伝えいただければスムーズにご案内可能です^^
さて、デリケートなお悩みだけに事前にネットなどでいろいろお調べになってからご来院なさるお客様が多いのですが、ネットにあまり情報がなかったと仰せの方もいましたので、こちらのブログにて簡単にインティマレーザーについて説明してみます。
当院ではビビーブなど類似機器の取扱も行っておりましたが、インティマレーザーが類似機器に比較して非常に人気な理由は、
- 膣の奥から入り口まで全体的に照射して膣質改善ができる
- 尿漏れオプションをつけていただいても照射時間はほんの15分ほどで終了し身体への負担が少ない
- 効果がわかりやすく満足度が高い
これらがあるかなと思います。
さて、照射のステップについて、解説します。
膣圧測定
こちらの柔らかいゴムでできた器具を膣に挿入して膣圧を測定します。
ゼリーをたっぷりつけて挿入しますし、柔らかい器具のため、膣圧測定はお痛みなどほぼございませんので安心していただければと思います。
膣の緩み具合って、他人と比較して自分がどれくらいなのかわかりにくいため、こちらの器具で客観的に数値で評価することで「ああ、やっぱり低いのね〜治療にきてよかったわ」とおっしゃるお客様も少なくありません。パートナーの方もなかなか「最近ゆるいね」と言いにくいようですので、パートナーとの関係がぎくしゃくする前にカウンセリングにお越しいただけましたらと思います。
膣縮小
レーザー器具を膣内に挿入し、照射します。
膣って、もともと痛みや刺激に鈍感な臓器ではあるのですが、麻酔のゼリーを念のためたっぷり使用しますのでレーザー照射の痛みはほぼございません。ただし、婦人科の診察でもそうだと思うのですが、器具がはいってくる圧迫感はあります。もしご不安があれば笑気ガスのオプションをつけていただくこともできます。そうすると、かなり楽です。ちなみに、お客様からは「え?いまレーザーうってるんですか?」と言われることも多々あります。それくらい、実は痛みなど感じにくい治療です。
レーザーは360度全方向に照射でき、さらに膣の奥から入口にかけて何往復もしてしっかりと照射していきますので、これがインティマレーザーが他類似機器に比べて効果を実感しやすい特徴です。
膣縮小は手術という方法もありますが、今後妊娠する可能性がある場合は手術によって経腟分娩に支障が出る可能性があるということ、手術は膣の形状を小さくはできますが膣の質(弾力、フィット感、感度など)の改善は期待でないということ、ダウンタイムが重たいことから、レーザー治療を検討される方が増えているトレンドがあります。
尿漏れ治療
膣縮小の治療に、オプションとして尿漏れ治療を行うことができます。
膣内にレーザー器具を挿入し照射します。膣と尿道ってすぐ近くにあるので、尿道にレーザーを突っ込まなくても治療可能です。なのでお痛みは先ほどと同様にほぼございません^^
頻尿感を改善するというよりも、産後や加齢に伴う尿漏れ症状(くしゃみや咳で尿がふと漏れてしまうなど)に改善が見込めます。今年の国際泌尿器科学会でもインティマレーザーは発表のセッションがあるほどで、非侵襲的な尿漏れ治療として業界でも注目され科学的根拠のある治療です。
膣や尿道の入口の照射
膣や尿道の入口側を追加で照射します。お痛みを感じさせないように、こちらも小さなチップで細かく照射します。
ホワイトニング(大陰唇・小陰唇・肛門まわり・乳輪)
膣のお悩みがなくても、デリケートゾーンの黒ずみが気になるという方にとってもインティマレーザーは非常に人気です。ハイドロキノンなどの外用薬を試したけど良くならなかった、トーニング治療などで10回以上通ったけど効果の実感がわからなかった、という方にとって、インティマレーザーは比較的少ない労力で効果が実感できるので満足度が高いですね。1回でも治療効果を実感される方も多いですし、1回で物足りなくても大抵は2〜3回で効果ご満足されることが多いです。
ダウンタイム・注意点について
照射後は性交渉を3日間(ホワイトニングの場合は1週間)はお控えいただく必要がありますのと、生理期間中は照射ができません。また、照射後当日から翌日にかけては、トイレが近くなったり、激しい運動やお手洗いの時に痛みを感じたりする方もいます。それらを参考になさってご予約いただくと、よりスムーズに治療をご案内できるかと思います。
- 処置部位に傷跡がある方(妊娠時の会陰切開・裂傷後など)
- 慢性的な外陰部の痛みや外陰ジストロフィーなどがある方
- 施術部位にイボやヘルペスがある方(要診察)
- 産後1か月後の検診で性行為の許可が出ていない場合。
上記の方については、治療が可能か詳細をカウンセリング時におうかがいいたします。